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おとなの絵本クラブ

大人目線で楽しむ絵本や児童書の記録。調布市・つつじヶ丘の古民家「もえぎ家」を拠点に、絵本を読み合い、語り合う会を開催しています。

病気の子がうらやましい?

8歳の兄が「おなかいたい…」というと、連動するように「おなかいたい…」と言う3歳の妹。なんでも兄の真似をしたがる子だし、「お兄ちゃんもお休みなら私も!」っていう、いつものパターンかな。そう思っていたら、今朝は本当に調子が悪かったらしい。お腹からくる風邪にやられている模様。

近しい誰かが調子を崩すと、なんとなくうらやましくなって「自分も…」となるのは、人間の心理なのだろうか? 妹が体調を崩して兄が「ぼくも!」となる逆パターンも、よくある。 そんな「病気の子がうらやましくなる」ストーリーが出てくるこの絵本が最近のお気に入り。

げんきなマドレーヌ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

げんきなマドレーヌ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

 

修道院のようなところで集団生活をしている少女達のうちで、一番おちびさんで、何事にも物怖じしない元気な女の子が主人公。この主人公に、少し男っぽい一面も持ち合わせた、元気な娘をなんとなく重ねて見てしまう。

今は8歳の息子が小さい頃は、図書館で見かけても気にも留めなかった絵本だけれど、女の子がいると、選ぶ絵本も変わってくるんだなぁ。初めは、女の子たちの表情もすごく単純でみんな同じように見えるし、特別うつくしい絵という感じも受けず、いまいち?と思ったのだけれど。読めば読むほど、瀬田貞二さんの独特のゆったりとした日本語訳の文章のおかげか、ぐっと物語に引き込まれていく。

そして、12人の女の子達の表情が、単純なのに豊かに見えてきて、かわいくてたまらなく見えてくる。別の子が主人公だったら、どんなお話になったんだろうか?

 

しかし、よく食べ、よく笑い、よく泣く娘が弱ると、なんだか調子が狂う。弱った様子もまた可愛いけれど、早く元気になってね〜。