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おとなの絵本クラブ

大人目線で楽しむ絵本や児童書の記録。調布市・つつじヶ丘の古民家「もえぎ家」を拠点に、絵本を読み合い、語り合う会を開催しています。

おおきな人たちから、ちいさな人たちへ

家族・きょうだい

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生まれた時、片手で抱っこできるくらい小さかった息子の頭は、もう母の胸の下。毎日見ているのに「いつの間にこんなに大きくなったの〜?」と言っては、抱きしめてしまう。その変化を確かめるように。いつまでこうやってギュッとさせてくれるんだろう? 憎らしい口をきかれてイラッとする時もあるけれど、いくつになってもやっぱり愛おしい。

できることも増えて、精神的にも成長したなぁと思うこともたくさんある。それでもやっぱり、まだまだ子ども。5歳年下の娘に嫉妬もする。妹なんか差し置いて、とーさんかーさんに甘えたい時もある。

 

ちいさいって、ずるい。

ちいさいって、それだけで文句なしにかわいいから。

兄もそう思って、妹にヤキモチを焼くんだろう。

 

ちいさいって、かわいい。

でも、おおきくなっても、やっぱりかわいいよ。

これからも、きっとずっと。

 

「ちびゴリラのちびちび」には、ちいさな人の周りにいるおおきな人たちの愛情がいっぱい詰まっている。何度読んでも、ため息が出るほどあたたかい気持ちに包まれる絵本。作者のルース・ボーンスタインさんは、ゴリラが本当に好きなんだろうなぁというのが伝わってくるような、愛情たっぷりの絵も大好き。

 

ずいぶん前に娘と図書館で借りて以来、いつか買おうと思っていたのだ。かわいかったちいさな人が、おおきくなった姿に切なくなった時、いつでも手に取れるように。8歳を迎えた息子の誕生日に、本屋さんで娘が欲しがり、ついに購入。久しぶりに読んだら、お誕生日の本だったんだね。忘れていたから、その偶然にちょっとびっくり。

 

そして誕生日当日は奇しくも、亡くなった祖母の葬儀。悲しい別れだったけれど、祖母と祖父から父へ、父と母から私へ、私と夫から子どもたちへ、命が繋がっていることを深く感じる日に。おおきな人たちから繋がれてきた命、私も大事に繋いでいこう。

  

『ちびゴリラのちびちび』(ルース・ボーンスタイン 作・絵 / 岩田みみ 訳 ほるぷ出版

 

 

次回の「おとなの絵本クラブ」は12/8(木) 10:00〜

テーマは「あったか〜くなる」絵本。心温まる絵本とあったか〜いランチもご用意してお待ちしています。古民家の火鉢でお餅を焼いてお雑煮を作る、その雰囲気も楽しみましょ♪

詳細・お申し込みはこちらから。