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おとなの絵本クラブ

大人目線で楽しむ絵本や児童書の記録。調布市・つつじヶ丘の古民家「もえぎ家」を拠点に、絵本を読み合い、語り合う会を開催しています。

寒くてもポカポカの術

先日ちひろ美術館・東京へ初めて行きました。現在の展示テーマは「冬のしつらえ」。

f:id:otonanoehonclub:20161124063030j:plainパンフレットの切り抜きをノートに貼って、メモを残してしまった後の写真ですが…

 

いわさきちひろさんの絵は、絵のタッチが少し苦手だったのだけれど、原画を見たら一気に好きになってしまった。

描かれる子ども達の姿が、とにかく可愛い。

秋冬の寒空の下で遊びまわり、
暖かい部屋の中ストーブや暖炉で暖をとり、
クリスマスやお正月などの行事に心弾ませる…。

あぁ、これこれ、これが冬の子どもだよなぁ!

そして何より、冬らしい装いの可愛さったら!

セーター、帽子、マフラーや手袋の、ビビッドで温かみのある色合い。お正月にかるたとりをする着物姿の女の子からは、晴れ着を着る気恥ずかしさの中にある嬉しさみたいなのが伝わってくる。もう何十年も前なのに、その服装は古臭さを感じさせないどころか、むしろモダンでおしゃれ! 

子どもたちと一緒に描かれる秋冬の植物の姿も美しかった。自然の移り変わりの中での子ども達の暮らしや、心の動きをとらえる感覚、なんて素敵なんだろう。

 

季節ごとに丁寧にしつらえた暮らしに憧れる。つい忙しさにかまけてしまうけれど、ちひろさんはそんなことよりも、心から暮らしを慈しんでいたんだろうな。いつでも手に取ってこの感覚を思い出せるように「冬の画集」を買うか迷っている。でも、ちひろさんの絵は、やっぱり原画がいいんだよなぁ…。

ちひろ 冬の画集

ちひろ 冬の画集

 

  

寒くたって、子どもは元気。外で駆けずり回ってハァハァ言う姿は愛おしい。先日、近所の田んぼでの収穫祭に参加させてもらった時に改めて思ったのだ。カラスウリの木に登ったり枯れ枝でチャンバラごっこをしたりして思いっきり遊び、小腹が空いたらつきたてのお餅を食べに戻って来る。焚き火で少し暖をとったら、すぐさま友達のところに飛んで帰る。子どもは、寒くてもポカポカの術を分かっているのだ。親が寒い寒いなんて言って家にこもってちゃだめね!

 

いわさきちひろさんの絵本、これを機に色々と読んでみたいな。

 

 

次回の「おとなの絵本クラブ」は12/8(木) 10:00〜

テーマは「あったか〜くなる」絵本。火鉢を囲んで絵本を読んで、あったかランチを食べれば身も心もホッカホカ!

詳細・お申し込みはこちらから。